認知症講演会を開催~スタッフからの報告です~
9月15日(木)は、横浜市大付属病院 都甲精神科診療部長をお招きし、認知症の講座を開催しました。
大勢の人が参加してくれるといいなあと思っていましたが、そんな心配もなく、会場の自治会館にどんどん人が集まり始め、64名の参加で講演会始まりました。
私もそうですが、皆さん「認知症には出来たらなりたくない。」と思って参加されたと思います。
会場いっぱいの人で、皆さんの熱気と蒸し暑さで,冷房の温度を下げても暑かったです。
都甲先生のお話は、時々ユーモアも交えて、会場の笑いを誘い、パワーポイントを使っての説明でとても分かり易かったです。
認知症と加齢に伴う物忘れの違いは?
●認知症 あったこと自体が残らない。お昼を食べなかったと言う。
●加齢に伴う物忘れ 前のことを忘れてしまう.
お昼に何を食べたか忘れてしまう。ヒントがあれば思い出す。
単なる物忘れは,大丈夫なのかとちょっと安心。
四つの認知症(アルツハイマー型認知症・血管性認知症・レピー招待型認知症・前頭側頭型認知症)についての丁寧な説明があり、もし家族がなった場合の対応の仕方などについて話がありました。
認知症のメカニズムを知ることによって、介護もやりかた次第で楽になると思いました。
認知症の予防
●一次予防 発病を防ぐ 高血圧を治療して血管性認知症を防ぐ
●二次予防 早期発見して治す。初期のアルツハイマー病を見つけて,ワクチンで治す。
●三次予防進んだ状態を治す、リハビリ
コントロールできる危険因子
① 肥満、高血圧、高脂血症、喫煙は2倍のリスク
② 糖尿病+予備軍は約4,6倍のリスク
③ 頭部外傷の既往 約1.5倍のリスク
④ 悲観的性格 悲観的性格と不安傾向の性格を持っている人は約1.5倍のリスクコントロール出来る保護因子
① DHA(アジ、サバ、サンマ、マグロ)を取った方が良い。(帰りお店に寄ったら,サンマが売り切れでした)
② カロリーを取りすぎない
③ 野菜や赤ワイン緑茶も良い。
④ 適度な運動
⑤ 歯の数が大事、歯の数が減ると認知症のリスクが増大
都甲先生の話のまとめとしては、
生活習慣病の予防と同じで、毎日の生活を規則正しくし,食事は青身の魚やビタミンを含む野菜等を食べ、適度な運動をし家に籠もらないで,多くの人と接し前向きに明るく楽しく過ごすことが予防につながるということでした。
そして認知症の疑いがあるなら、早期に発見して治療を受けることが大切、今はいい薬もたくさん出ていて研究も進んでいると言うことでした。
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